じーん栄養講座

【マインドセットセミナー1】マインドセット

ダイエットに必要なマインドセット

こんにちは、じーんです。
このセクションでは「ダイエットにおけるマインドセット」についてお話しします。

ダイエットの考え方や捉え方は、体だけでなく心にも大きな影響を与えます。
ここではまず、ダイエットマインドがもたらす弊害を整理し、
その状態からどう抜け出していくのかをお伝えしていきます。


ダイエットマインドがもたらす4つの弊害

① ゼロか百かの思考(全か無か思考)

一つ目は、いわゆるゼロ百思考です。

「完璧にできたか」「失敗したか」という二択で物事を判断する考え方ですね。
たとえば、

お昼にポテトチップスを食べてしまった
→ 今日はもうダメだ
→ だったら夜も好きに食べてしまおう

このような思考パターンです。

実際に問題なのは、ポテトチップスを食べたことそのものよりも、
「どうせダメだ」と決めつけてしまう考え方です。

小さな逸脱が大きな挫折感につながり、
結果として、過度な制限と反動の過食という悪循環に陥りやすくなります。


② 体重=自己価値という同一視

二つ目は、体重を自己価値の唯一の基準にしてしまうことです。

毎朝体重計に乗り、

  • 数字が減っていれば「自分はすごい」
  • 増えていれば「自分はダメだ」

このように、自己効力感や自尊心が体重の数値に左右されてしまう状態です。

これは非常に危険で、
リバウンドしたときにメンタルが大きく崩れるリスクを高めます。

体重は健康の一側面に過ぎません。
それがすべてになってしまっている状態が問題なのです。


③ 短期成果への偏重

三つ目は、短期的な結果を過度に重視してしまうことです。

たとえば、

「1ヶ月で5kg落とす」

といったように、体重減少スピードを第一に考える思考です。

しかし、短期間で体重を落とすために必要なのは、
ほぼ例外なく極端なカロリー制限になります。

その結果、

  • 代謝の低下
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 甲状腺機能の低下
  • 生理が止まる
  • 慢性的な疲労

といった、体の機能低下が起こりやすくなります。
実際、こうした状態の方はクライアントさんの中にも多く見られます。


④ リバウンドサイクルの強化・悪化

四つ目は、リバウンドサイクルの強化です。

制限と反動を繰り返すことで、

  • 心理的・生理的な反応がどんどん強化される
  • 禁止食品への執着や渇望が増す
  • 失敗体験が次の挑戦への恐怖になる

という状態に陥りやすくなります。

その結果、

「どうせまた失敗する」
「自分には無理だ」

と、挑戦する前から諦めてしまう心理状態になってしまいます。


アウトカム思考からプロセス思考へ

では、どうすればいいのか。

答えはシンプルで、
アウトカム(結果)からプロセス(過程)へ焦点を移すことです。

「体重を5kg減らす」という結果ではなく、
「健康的な習慣を築く」というプロセスに目を向けていきます。

具体的に焦点を当てる行動例

  • 判断せずに食事を記録する
    → 「食べてしまった」ではなく「今日はこれを食べた」
  • 少しだけ散歩をする
  • 就寝時間を一定にする
  • 朝起きたら水を飲む

まずは、無理なくできる習慣から組み立てていくことが大切です。


成功指標の再定義

次に必要なのが、成功の定義を変えることです。

① 一貫性を見る

完璧にできたかどうかではなく、
どれくらい継続できたかを見ます。

  • 7日のうち6日できた → すごい
  • 5日でもOK
  • 2日でも問題ない

「毎日やらなければならない」というルールは存在しません。
崩れても、また次の日に戻ればいい、という考え方が大切です。


② 回復の早さを見る

もう一つ大事なのが、失敗後の回復の早さです。

完璧な人はいません。
つまずいた後に、どれだけ早く立て直せたかが重要です。

失敗そのものではなく、
その後どう行動できたかが鍵になります。


小さな成功体験を積み上げる

最初から大きな変化を求めたくなる気持ちは自然ですが、
現実的にはうまくいかないことがほとんどです。

  • 1分だけ瞑想する
  • 野菜を一品追加する
  • お米を少し増やしてみる

確実に達成できる小さな目標から始め、
徐々に広げていくことが、自分を大切にすることにつながります。


体重中心から健康中心の指標へ

体重や体型を気にしてしまうのは、ある意味仕方のないことです。
SNSなどの影響も大きく、多くの人がそれ以外の判断基準を知らない状態にあります。

ただし、体重や体型は健康の一指標に過ぎません。

  • 水分量
  • 排便
  • トイレの回数
  • 筋肉量

こういった要因でも体重は簡単に変動しますし、
健康状態を正確に反映しているとは限りません。

体重への執着は、精神的な健康を損なうリスクも高めます。

見てほしい健康指標

  • エネルギーレベル
  • 日中の活力
  • 疲労回復のスピード
  • 集中力
  • 睡眠の質(入眠・中途覚醒)
  • 月経周期や痛み
  • 消化の快適さ、腹部の膨満感

こうした指標を確認していくことが、非常に重要だと考えています。


まとめ:ダイエットに必要なマインドセット

マインドセットとして大切なのは、

  • 体重依存を手放すこと
  • 結果ではなくプロセスに目を向けること
  • 完璧ではなく継続と回復を評価すること
  • 小さな成功を積み重ねること

焦らず、緩やかに進めていくことが大切です。

次回は目標設定についてお伝えしていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。